在宅介護は、最高の贅沢?
デイサービスへ、父が3週間振りに行きました。
という事は3週間振りの入浴という事になります。
高齢者介護には、介護の仕方を大きく変えなければならない時が幾度かあるのですが、入浴もその一つです。
ほんの半年前まで、自宅でヘルパーさんに見守ってもらって自力で入っていました。
数ヶ月前から、ヘルパーさんを二人体制にしても足元が危ないという事で、デイサービスで入れて頂く事に。
父は嫌がるかと思ったのですが、専門家によって大きなお風呂に入れてもらうのは安心で気持ちがいいと、とても気に入ってくれました。
寒さに滅法弱い父は、お正月を挟んで、寝ている時間が長くなりました。
往診に見える度に主治医から「90歳過ぎると人間って昼間もよく寝るようになるのよ」と聞いていたのですが、父は94 歳を過ぎてその時が来たようで、午前中“うっらうっら”している事が多くなりました。
朝10時過ぎのお迎え、眠いのと寒いので億劫だろうと思うのですが、デイサービスを止めると入浴に困ってしまうのです。
家のお風呂も、デイサービスへ行くのも無理となると、後は訪問入浴を頼む以外にありません。
父に「デイサービスに行くの面倒だったら、訪問入浴をお願いする?」と聞いてみました。「あれは大袈裟やから、ええ」との答え。
まだまだ、しっかりしております。
訪問入浴、要介護5の母の時、頼んでいました。
父の言う通り、可なりの大事です。
看護婦さんとヘルパーさん2名が浴槽(洋風の風呂桶ですね)と供に現われます。
車のボイラーでお湯を沸かして、ベッドルームが10分程で浴室に変身。
その間に看護婦さんがメディカルチエックをして、その後、寝かせたまま入浴させます。
全ては手際よく小1時間で終了します。
料金は1回1万2千500円。
介護保険を使うと1割の1,250円
でもですね、介護保険には持ち点がありまして、訪問入浴を必要とする状態の者には、介護用品、訪問介護といろいろ必要不可欠なものがあって、とても足りません。
それで、母の場合は全額自己負担でした。
それプラス夏場は床ずれ等の心配があるので、看護婦さんに本格的な清拭を頼むと、入浴関係だけで月々7~8万円になります。
厚生省が療養病棟を次々閉鎖して“高齢者は在宅介護”の方針ですが、入浴一つとっても難しいものがあります。
今の日本において在宅介護は、最高の贅沢のような気がします。
それっておかしいのではないでしょうか?
介護保険制度自体を、もう一度抜本から見直した方がよい、と感じつつ日々介護に追われています。


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