ちりとてちん外伝・まいご三兄弟・人と人との繋がり
笑って、泣いて、ほんのりと温かい“ちりとてちんワールド”満開でした。
BSで放映された時は、主人が録画に失敗。
ブルーレイに買い換えてから、時々ありまして、今回は録画に頼らずにリアルタイムでしっかり観ました。
スピンオフ作品とは、いかなるものかも知らず、ただ又徒然亭四兄弟に会えるのを楽しみに。
でも師匠も若狭も出ないので、内容的にはそんなに期待していなかったのですが、それは嬉しい誤算でした。
いつもの事ながら、藤本有紀さんの脚本は天才的に面白い。
あらゆる場面に伏線が張り巡らしてあって、細かすぎる演出との意見もあるようですが、私はワクワクして大好き。
凄く緻密な頭の構造をしておられるのだろうな~
ちょっと覗いて見たい感じ・・・
『ちりとてちん』は人と人との繋がりが、美し過ぎもせず、どろどろし過ぎもせず、程よく温かく軽快なテンポで描かれていました。
ほのぼのと心が和み、そしてしみじみと人との繫がりを考える。
愛というとちょっと大袈裟に聞こえますが、夫婦、親子、兄弟、隣人、友達、師弟、弟子同士に通い合う暖かな心、何故か懐かしさを感じるのですよね。
人との繫がりが希薄な時代になってしまったからでしょうか。
親が、師が、兄弟子が、縁有って出会った者を育てていく。
未熟な人間が、人を育てながら自分自身も一回りも二回りも大きく成長していく。
当節、そんな当たり前の人間関係が崩れてしまった気がします。
大の大人が人を育てられなくなっている。
育てるという言葉に引っ掛かりがあるなら、大人の生きる姿に『自分もああいう人になりたい』と思わせるような大人がいなくなってしまった。
そんな時代に、主人公喜代美の最後のセリフ「お母ちゃんのようになりたい」やはり藤本有紀さん只者ではない。
人と人との繫がりを取り戻せば、世の中は住みやすい方へ変わってゆくのではないでしょうか。


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