高齢者にとって“年賀状”とは・・・
去年の今頃、父は出し忘れた方に年賀状の返礼を書いていました。
一枚一枚万年筆で丁寧に、それも可なりの達筆で・・・
昨年末「そろそろ我家の年賀状の印刷を頼むけれど、お父さん、どうします?」 と尋ねてみると、
気がなさそうに「もうええわ・・・」
「それじゃ~、頂いた方に元気にしています、と寒中見舞いのお返事を出す事にしましょうか?」
どちらでもよさげに「そうしてちょうだい・・・」との返事。
世事に段々関心が薄くなってきていたので、予期していた反応ではあったのですが・・・
毎年父は、母の分と合わせて300枚、手書きで宛名を書いていました。
それでも年々亡くなる方、頂かなくなる方が増えて随分減った、と言いながら去年は200枚。
93歳で毎日10枚ずつと決めて、200枚書き上げる姿は立派でしたね。
「宛名をパソコンでプリントアウトしましょうか?」と、随分奨めたのですが、直筆に拘っておりました。
今年は父宛に百数十枚の賀状が届きました。
下さった方もお年を召された方が多く、中には“やっと”書かれたという感じの物もあります。高齢者にとっては、年に1度、互いの無事を確かめ合う、大事な儀式のようなものなのかもしれません。
年賀状が来なくて案じてくださっている方々に、お礼と無事を知らせ、高齢の為新年のご挨拶は今後失礼する旨の「寒中見舞い」を出す為に、只今、宛先をパソコンに入力中です。
私の年賀状は主人が全部プリントアウトして出してくれました。
『楽チン、楽チン』と感謝して喜んでいたのですが、そうは問屋が卸さなかったようで、父の分をやる羽目に・・・
“介護”そのものも勿論大変ですが、一件介護に直接関係無い細々した日常の雑用が以外に多く、結構時間をとられます。
「寒中見舞い」を出し終えたら、我家と父の2軒分の確定申告の準備を始めます。


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